コマツ、選択定年制を導入 シニア副業も解禁
2021/2/8 日本経済新聞
コマツは4月から従業員が定年時期を決める選択定年制を導入する。従来一律60歳だった一般社員の定年年齢を60歳か65歳で選べる。60歳でいったん定年退職してパートタイム型の再雇用として働く場合には副業も認める。シニア層の価値観が多様化するなか、伝統企業でも社員の柔軟な働き方を受け入れる動きが広がってきた。管理職の場合、62歳での定年も選択できるようになる。選んだ定年まで正社員として従来通りの人事賃金制度が適用される。再雇用社員の賃金水準は2016年時点では定年時の基本給の75%だったが、段階的に引き上げて4月から100%を保つ。ボーナスも支給対象だ。